第3回「CMSの「ビジョン共有プログラム」とは」
2007年07月20日
弊社のファウンデーション(組織基盤)プログラムについて
お話ししたいと思います。
我々CMSが何を目論んでこのような
プログラムを開発したのか。
また、導入された経営者や社員の方々の感想もご紹介致します。
経営者様、人事担当者様必見ですね。
ではまず、「ビジョン共有プログラム」の構成要素からお話ししましょう。
「ビジョン共有プログラム」は下記2回の研修と1回の発表会で構成されています。
【ビジョン共有プログラム内容】
1) コミュニケーション研修
2) 経営者理念・ビジョン発表会
3) ミッションリンク研修
それでは、詳細内容についてお話ししましょう。
<コミュニケーション研修>
コミュニケーション研修の目的は、
「現実を直視し経営層と社員が現状認識を共有すること」
「経営者目線の共有」
です。
参加者は基本的に全社員。経営者(社長、取締役)は
オブザーバーとしてご参加頂きます。
もちろん終了時まで参加は必須。『社員は経営者の鏡』ですから、
社員の皆様が日頃どのように考え、どのような行動をとっているのか
じっくり見ていて頂きます。
所要時間は1日10時間(EX.9:00?19:00)程度。弊社コンサルタントが
ファシリテートしながら、社員様から見た現在の会社の問題点について
全て吐き出し、共有して頂きます。
最終的には社員1人1人に自分に何が足りないから今回の問題が
挙がったのか。そして、解決するためには自分はどう受け止め、
具体的にどのような行動をすれば良いのかを考えて頂きます。
経営者にとっても社員様同士にとっても目からウロコの1日となるはずです。
行動に移せる戦略や戦術あるいは計画を書くためにも、この研修を通して
『組織の本当』をしっかり受け止められてはいかがでしょうか?
<経営者理念・ビジョン発表会>
上記研修後5日前後で開催します。
最近では理念・ビジョンの無い企業は、ほとんどないと思われます。
しかし、社長を含め本当に社員ひとりひとりの腹に落ちているかは疑問が残ります。
理念やビジョンは前回でもお話ししたように、社員の「PRIDE」を
揺さぶります。しっかり活用すれば信じられないパワーを引出します。
この発表会では、経営者とコンサルタントが事前に理念・ビジョンについて
数回考察を重ねた上で、今までに無い「解りやすい」理念の解説と、
この理念に紐付いたビジョンを社長から解説していただきます。
所要時間は2時間程度。
先が見えないで不安になっている中間管理職を抱えている社長様、
このような時間を作る事はとても大事です。
何故なら人生に思想が大事なように、経営にも思想が大事だからです。
<ミッションリンク研修>
コミュニケーション研修で「現実の正確な把握と共有」を行いました。
理念・ビジョン発表会では、我々は何者で、この世で何を
成し遂げようとしているのかを経営側から伝えて頂きました。
今度は、社員側から本気を見せて頂く番です。会社が最も大事にしている
価値観を社員自身も大切に思い、会社がどうしても達成したいことに
社員自身も共感し、行動をコミットしようとするのかどうかをです。
この研修では、自社の価値観や顧客価値について徹底的に考え抜き、
社員ひとりひとりのミッションステートメントが会社の理念・ビジョンと
リンクするのかどうかを問うていきます。
何故なら、自分の人生に本気になれた人だけが、顧客と会社に対して
自ら責任をとろうとするからです。経営者と社員が本当の意味で手を
繋げるのは、ここでしかないと我々は考えています。
では最後に、このプログラムを導入されたお客様の感想を
お話ししておきたいと思います。
経営者様の感想としてよくお聞きするのは、
・ 「どうせ私の考えを理解しよう、理解したいと思う社員は
いないのだから、全て自分でやるしかない」とあきらめていたが、
社員の意欲がこんなに高いことを初めて知った。
自分の伝え方が悪かったのだと気付いた。
・ 夕方4時頃までは、心の中で『全員解雇だ!』と叫んでいたが、
終わってみると、今会社で起きていることは全て自分の鏡なのだと気付かされた。
・ 結構孤独でしたが、自分から社員を理解しようとすることで、
社員からも責任を担いたいと言ってくれる奴が出て来てくれた事に感謝しています。
というものです。
また、社員の皆様からの感想としては、
・ 社長や幹部が勝手だから会社が上手く回らないと常々思っていたが、
その考え方自体が「会社を上手く回らせない考え方」だったと
いうことに気付いた。阻害要因は自分でした。
・ 自分が日頃抱えていた解決しそうにない問題に対し、実は
社員のほとんどが同じことを問題と考え、どうにかしたいと
思っていたことにすごく共感したし、改善したいという勇気を得る
ことが出来た。やはり人から認められないと行動を起こすことは難しい。
・ 自分たちの目線が如何に社長の目線と違っているか
ということに愕然とした。社長は何でも知っていると思っていたが、
無を有にして来たのだった。それが答えを知っていたと見えていただけだった。
自分は見えているものしか見ようとしなかった。
目線の低さ、可能性を信じる力の無さに悔しさ覚えている。
自分から責任をとって行きたい。
などの感想を頂戴いたしました。
いかがでしょう?皆さんの会社でも「変わりたい」と
思っている有能な社員様は沢山いらっしゃるはずです。
人の可能性に今一度賭けてみませんか?
成長のための『場』を全員で共有されてはいかがでしょうか?