第5話『経営者の意思決定と内的変革』
2007年08月24日
今回は、どうすれば成果が出せる組織が創れるのかという問いに
対して、”経営者”に着眼点を当て、考えていきたいと思います。
どうすれば成果が出せる組織が創れるかというと、まずは「経営者
が大人になる」ということかも知れません。経営者が幼稚な判断を
していたのでは組織は真っ当な組織には成長しません。急成長し
て数百億の売上が上がるようになっても、最終的に警察のご厄介
になるケースもあります。ベンチャー企業の経営者は得てして独善
的な人物が多いようですが、だからこそ社員をキリキリ締め上げ
利益の出せる人材に成長させられるという側面もあります。しかし、
独善的であるゆえに「正しいこと」が見えなくなる素養も持ち合わせ
ている。「正しいこと」・・・これは生きる「原則」ではないでしょうか。
この「原則」を明確に持ち合わせていないと組織内で離合集散を繰
り返したり、警察のご厄介になったりするのです。成果が出せる組織
を創れるようになるためには、まず経営者がこの原則を見出し、信じ、
そこに向かって意思決定をする 必要があるのです。「金儲け」「自己
顕示」では弱いし間違えるということです。